男の逸品図鑑では、主に私が購入したモノの中から、これは一生モノたり得ると感じた逸品をご紹介してゆきます。
本日ご紹介するのは、Brooks Brothers (ブルックスブラザーズ) のポロカラーシャツ (ボタンダウンシャツ) の比較です。
1986年の発売以来、ポロカラーシャツは、ブルックスブラザーズの代名詞となっています。
創業者の孫であるジョン・E・ブルックスによって発案されたこのシャツは、ポロ競技中の選手がユニフォームの襟先をボタンで留めていることにヒントを得て開発されました。
比較対象
本日は、次の2つのポロカラーシャツを比較したいと思います。
1.スーピマコットン オックスフォード ポロボタンダウン ドレスシャツ(以下、ドレスシャツ)
2. ノンアイロン ブルックスクール GF スポーツシャツ」(以下、スポーツシャツ)
サイズ
ドレスシャツとスポーツシャツでは、同じMilano Fit (もしくは、Regent Fit) でもサイズ感が異なります。
そのため、購入される際には注意が必要です。
私の場合は、ドレスシャツなら Milano Fit 15-33、スポーツシャツなら Regent Fit Small がちょうど良いサイズです。
以下は、2019年3月現在のそれぞれのサイズです。
- ドレスシャツ(Milano Fit 15-33) : 首回り39.7cm、胸囲105.4cm、ウエスト99.1cm、ゆき丈85.1cm、着丈79.7cm。
- スポーツシャツ(Regent Fit Small) : 首回り38.7cm、胸囲108.0cm、ウエスト96.5cm、ゆき丈84.5cm、着丈79.4cm。
生地
どちらのシャツもスーピマコットン100%のオックスフォード生地ですが、質感とカラーは異なります。
ドレスシャツの生地は、40番手と10番手の単糸で織られており、オックスフォード生地らしい厚みがあります。
対して、スポーツシャツは、ライトウェイトな清涼感のある生地となっています。
また、ドレスシャツは、コットン特有のシワが数多く入っていますが、スポーツシャツは、ノンアイロンと銘打つだけあり、アイロンをあてていない状態でもシワがあまり目立ちません。
※今回掲載している全ての写真は、購入後、初めての洗濯をして自然乾燥をさせた状態のものです (比較のためにアイロン掛けはしていません)。
色にも違いがあります。ドレスシャツは、薄く黄色がかった生なりの生地ですが、スポーツシャツは、真っ白な生地となっています。
仕立て
前立てのボタンの写真で、左側がドレスシャツ、右側がスポーツシャツです。
ドレスシャツには、少し小振りなシェルボタンがついており、光に反射して様々な色に美しく輝きます。
スポーツシャツは、プラスチックボタンだと思いますが、大振りなボタンの表面に は、BROOKS BROTHERS の文字が彫られています。
この写真は、スポーツシャツの上にドレスシャツを重ねています。
ドレスシャツには、サイドに補強用のガゼットが縫い付けられています。また、サイドの縫製も異なります。
上側がドレスシャツ、下側がスポーツシャツです。
ドレスシャツのカフには、ボタンが1つだけついています。スポーツシャツには、2つ取り付けられています。
また、スポーツシャツには、ガントレットボタンもついています。
上側がドレスシャツ、下側がスポーツシャツです。
袖のプリーツの形と位置にも違いが見てとれます。
生産国
上側がドレスシャツ、下側がスポーツシャツです。
ドレスシャツは米国製、スポーツシャツはマレーシア製のようです。
今回は、ブルックスブラザーズのポロカラーシャツの比較をしてみました。同じブランドのシャツでも生地、仕立て、生産国と多くの違いに気付くことができました。
皆さんも是非 お気に入りの服やモノを比較してみてはいかがでしょうか。新しい発見によってますます愛着が深まることと思います。