男の逸品図鑑では、主に私が購入したモノの中から、これは一生モノたり得ると感じた逸品をご紹介しています。
本日ご紹介するのは、九谷焼作家 理節氏の染付のオランダ船マグカップで、高さ約8cm、直径約8cmです。
マグ側面の窓には、帆に風を受けて進む帆船が描かれており、海は青海波の文様で表現されています。
オランダ船と窓の回りの唐草模様が相まって、異国情緒漂うマグとなっています。
また、持ち手とその反対側には、青海波にクロスした片手剣が描かれています。
このマグの何より特筆すべき点は、カップの内側です。
このような深いマグにどのように描いてゆくのか。。
とても繊細で手のかかる作業だと思いますが、底にオランダ船、内側側面に3人の異人と草花が丁寧に描かれています。
毎朝、たっぷりのコーヒーを淹れて、飲むごとに表れてくる内側の絵を眺めると、忙しい朝のひとときが、とても落ち着いたものに感じられます。
皆さんも是非 お気に入りのカップで朝のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。