
男の逸品図鑑では、主に私が購入したモノの中から、これは一生モノたり得ると感じた逸品をご紹介しています。
本日ご紹介するのは、石川県を拠点に作陶を続ける人気窯元・萠窯(もえがま)の5寸菊皿です。
1997年に築窯された萠窯はご夫婦で器を手がけておられ、伝統的な九谷焼の技法をベースにしながらも、品格のある美しい成形とおおらかで温もりのある絵付けが大きな魅力となっています。
> 萠窯 片口の入れ子(色絵花鳥文)|一生モノの九谷焼和食器の記事はこちら。
今回取り上げるのは、「色絵菊」「染付菊」「芙蓉手」の3種類です。

色絵の菊皿は、お皿の花びら一枚一枚に青海波や菱文が細やかに描き込まれ、うつわ全体に小さな菊が散らされたとても華やかな仕上がりです。

一方、染付の菊皿は、上品に縁取りされた花びらのなかに小菊が舞う、凛とした可憐さが感じられるうつわとなっています。

そして芙蓉手の菊皿は、花びらに美しい花模様が広がり、お皿の中心(見込み)にはどこかユーモラスで愛らしい表情の鳥が描かれているのがたまりません。
これらの器たちはかなり以前に手に入れたものですが、直径約15cm(5寸)というサイズ感が取り皿として絶妙に手に馴染み、日々の食卓でなくてはならない存在として大活躍してくれています。
みなさんもぜひ、職人の手仕事が光る愛らしい和食器で、毎日の食卓を楽しく彩ってみてはいかがでしょうか。

