40代男性におすすめ!螺鈿細工の高級万年筆「ペリカン M800 輝」

最近は、パソコンやスマートホンで文字を入力する機会が増えてきて、文字を書く機会がめっきり減ってきましたよね。

ましてや、日常生活の中で、万年筆を使って文字を書く機会なんてなかなかないかと思います。

私も、40代になったら万年筆をさりげなく使いこなすようなダンディーな大人になりたいという漠然とした憧れを心の奥底に秘めていましたが、筆記具の機能としては、シャーペンやボールペンで十分 事足りていました。

そのため、高価そうで、かつ、取り扱いが大変そうなイメージのある万年筆を、まさか自分で購入することになるとは、露ほども思っていませんでした。

そしてその後、2本、3本と高級万年筆が我が家の家計を圧迫してゆくなど夢にも思っていませんでした。

このページでは、そんな私が螺鈿細工の高級万年筆である「ペリカン M800 輝」を購入してしまった経緯と、この万年筆のおすすめポイントをご紹介していきます。

1. 私が高級万年筆を購入してしまった経緯

・「ペリカン M800 輝」との出会い

私がこの万年筆に出会ったのは、丸善 日本橋店の地下1階にある万年筆コーナーでした。

それまでの私は、大人の筆記具として万年筆に憧れをもっていましたが、雑誌の付録として付いていた万年筆を持っていただけで、自分で購入したことは一度もありませんでした。

その日は、特にこれといった予定もなかったため、万年筆の陳列されたショーケースを覗き込みながら、綺麗だなーとか、高いなーと思いながらブラブラ歩いていました。

すると特設コーナーの中に、ひときわ目を引く万年筆が、20万円と印字された値札とともに鎮座していたのです。

それは、大人の落ち着きの中にラグジュアリー感を感じさせる金と黒のストライプがとても美しい万年筆でした。

これが、「ペリカン M800 輝」と私の出会いでした。

・たまたま自分の誕生日のシリアルナンバーが

時間に余裕があったこともあり、この美しい万年筆をショーケースの外からじっと眺めていると、店員の方に声をかけられてしまいました。

そのまま万年筆を出していただいて少し話をしていると、この万年筆がペリカンというドイツの会社の商品で世界限定388本のみ生産されたということが分かってきました。

そこで、本当に何気なく「私の誕生日××月××日のシリアルナンバーってこのお店にあるんですか」と聞いてしまったのです。

とても親切な店員の方により、すぐに店舗の在庫が確認され、私の誕生日がシリアルナンバーとして刻印された万年筆が目の前に置かれました。

この時点で、私はこの万年筆をとても気に入っていましたし、これも出会いだと言い聞かせて我が家に迎え入れることを決めたのでした。

2. 「M800輝」の2つのおすすめポイント

・40代男性にふさわしい品格と高級感

この万年筆は、40代男性が誰しも抱くデリケートな男心を満たす、品格と高級感を兼ね備えています。

万年筆と聞くと多くの方は、真っ黒な万年筆を思い浮かべると思います。

黒色の万年筆は、大人の男性が持つにふさわしい品と実用性を感じますが、多くのブランドから同色の万年筆が販売されていることもあり、40代男性が持つ万年筆と考えるともう少し色気が欲しいと感じてしまいます。

だからと言って、金ピカな万年筆だと他人から品がないように見られないか気になってしまいます。

このようなとても繊細な男心を満たすのが、この万年筆の持つ黒と金のストライプなのです。

・人に語れる匠の技

自分の持ち物には、人に語れるストーリーが欲しいものです。

ストーリーは、自己満足だけでなく、他の人との会話の糸口にもなります。

「M800輝」は、非常に凝った螺鈿細工となっていて、貝は白蝶貝を利用し、なんとその裏側には金箔が1枚1枚貼りつけられています。

そのため、光が当たると見事な黄金色に光り輝きます。

この黄金色ですが、金箔の上に白蝶貝が貼ってあることから単調な金1色ではなく、光の反射で様々な種類の金色が折り重なって見えます。

この黄金色の帯を眺めていると螺鈿細工職人の丁寧な手仕事が伝わってきます。

また、写真では見づらいですが、作者名と限定のシリアル番号を蒔絵の技法で描き込み、金粉を蒔いてあります。

この1本の万年筆には、人に語れる匠の技がたくさん散りばめられているのです。

3. 大人の雑学

・ペリカン社とは

1838年創立のペリカン社は、もともと絵具やインクの製造を行っていました。

その後、1929年にはピストン式吸入機構を持つ万年筆を発売し、今やモンブランと並ぶ万年筆の世界的トップブランドに成長しています。

・螺鈿細工とは

螺鈿細工は、夜光貝やアワビの真珠層の部分を切り出し砥石で磨いて一定の厚さに揃えたものを、漆地や木地にはめ込む日本伝統の技法です。

そのため、光の反射によって非常に美しく光り輝きます。

「螺」は貝を意味し、「鈿」はちりばめるという意味だそうです。

人前で万年筆で文字を書くと、何か一歩大人の男に近づけた、そんな気持ちになります。

皆さんも是非万年筆で文字を書いてみてはいかがでしょうか。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントの入力は終了しました。