男の逸品図鑑では、主に私が購入したモノの中から、これは一生モノたり得ると感じた逸品をご紹介してゆきます。
本日は、疲れた身体をひととき休ませ、英気を養う、そんな「男の一服」のための逸品をご紹介します。
本日ご紹介するのは、サントリーのブレンデッドウイスキー 響17年です。
響17年は、サントリーの創業90周年を記念して1989年に発売されました。
しかし、昨今のウイスキーブームによる原酒不足で、2018年9月に残念ながら終売 (休売) となってしまいました。
響17年の硝子ボトルは、24面にカットされており、光にかざすとウイスキーの琥珀色が美しく輝きます。
24は、24時間(1日)や24節気(1年)という時の単位からきており、響が長い時を経て熟成されていることを表しているそうです。
また、手漉きの越前和紙のラベルには、墨象家の荻野丹雪氏によって響の文字が書かれています。
この文字の造形は非常に繊細で、「音」など「響」の文字を構成する各要素だけを見ると、どこかアンバランスさを感じるにも関わらず、全体としては見事な調和が取れています。
ブレンデッドウイスキーである響17年は、17年以上熟成されたモルト原酒とグレーン原酒をブレンドすることで生まれます。
原酒のブレンドにより生まれた華やかな香りとまろやかな味わい、そして17年以上もの長期熟成によるウッディな香りと深い余韻が特徴です。
皆さんも是非 熟練のブレンダーによる調和のとれたジャパニーズウイスキーを楽しんでみてはいかがでしょうか。