男の逸品図鑑では、主に私が購入したモノの中から、これは一生モノたり得ると感じた逸品をご紹介してゆきます。
一生モノの逸品は、日々の使用と定期的なメンテナンスによって、更にその輝きを増してゆきます。
本日は、日々の使用でコバが剥がれてしまった革ベルトの修理 (コバ塗り) をご紹介します。
※今回は、補色までは行いませんので、軽度のコバの剥がれに対する修理となります。
使用するのは、無色のトコノールとウッドスリッカーです。
革ベルトを日々使用していると、バックルと革ベルトが当たる部分のコバが、上の写真のように擦れて剥がれてくることがあります。
そのような場合には、コバの仕上げ材であるトコノールを、剥がれたコバの部分に綿棒や指で薄く塗ります。
トコノールが生乾きの状態で、ウッドスリッカーをコバの部分に当て、ほんの軽くだけ力を込めて擦ります。
およそ、2~3分擦るとコバが磨かれ、ほんのりと艶が出てきます。
これで革ベルトのコバの補修は完了です。下の Before-After を見ると、コバの剥がれた部分が目立たなくなっていることが分かります。
皆さんも、時々、革ベルトのコバの状態を確認し、剥がれが見られるようでしたら、コバ塗りを試してみてはいかがでしょうか。意外と簡単に補修ができます。