男の逸品図鑑では、主に私が購入したモノの中から、これは一生モノたり得ると感じた逸品をご紹介してゆきます。
本日ご紹介するのは、2016年にリリースされた Tiffany の角型腕時計 East West Autmatic(イースト ウエスト オートマティック) です。
ティファニーの前身であるティファニー・アンド・ヤングは、1837年にニューヨーク ブロードウェイで設立されました。
以降、180年以上にわたって、装飾品や文房具を取り扱ってきた、米国の誇る老舗ブランドがティファニーです。
今回ご紹介する腕時計は、1940年代のティファニーのパースウォッチにインスパイアされ製作されました。
レクタンギュラーケースの中のダイヤルには、繊細なギョーシェ加工が放射状に施されています。
そして、この腕時計の個性は、横向きにしたアラビア数字のインデックスに強く表れていると思います。
また、3と9の数字だけサイズを大きくしたことで、横向きでもダイヤル上に配置されたインデックスのバランスが美しく保たれています。
1940年代の時計にインスパイアされただけあり、全体的に1920年代以降に米国で花開いたアール・デコの印象を受ける仕上がりとなっています。
現在は、誰もがスマホを持ち歩いており、正確な時刻を把握することができます。
正直に言うと、私も時刻の確認は、スマホで十分だと考えています。
それでも私がこの腕時計を購入した理由は、美しいデザインに心惹かれてしまったからです。
皆さんも是非 時刻を知るツール 以外の価値を腕時計に見出だしてみてはいかがでしょうか。